Aurora Heatmap
Aurora Heatmapとは、無料でも利用できるヒートマップ(クリック可視化)による分析が行えるプラグインで
以下のような特徴がありPC とモバイルなどのクリックヒートマップを確認でき、使用するサイト数に制限なく利用することができます。
また、無料版でもPV や解析ページ数による制限や面倒なユーザー登録、セットアップを必要とせずプラグインのみで完結しています。
本記事では、mixhostでWebサイトのヒートマップによる分析を無料で行える「Aurora Heatmap」の設定方法について紹介します。
- 無料版で利用可能
- プラグインの導入と簡単な設定のみでユーザー登録やセットアップが不要
- PV や解析ページ数や適用するサイト数に制限なく利用可能
- 専門の知識が必要なく客観的に分析結果を確認可能
導入方法
プラグイン導入
WordPress管理画面より「①プラグイン欄:新規追加」→「②キーワードに【Aurora Heatmap】と入力」→「③【今すぐインストール】」→「④【有効化】」の順に選択しプラグインの有効化しましょう。
設定方法
Aurora Heatmap管理画面へは、WordPress管理画面の【設定欄:Aurora Heatmap】を
クリックし管理画面へ移動しましょう。
キャッシュ系プラグインなどの併用でうまく動作しない場合、JavaScript関連の最適化をオフにするか、
jQuery と Aurora Heatmap の計測スクリプト (reporter.js) を最適化の対象から外してください。
ヒートマップの確認方法
1.ヒートマップ一覧から分析結果を選択しましょう。
ヒートマップを表示する際に使用するデータ数がある程度計測されたページごとにヒートマップ一覧に表示され無料版であれば、
PC及びモバイルからのクリック分析結果が数字で表示されこの数字をクリックすることでクリックヒートマップ分析結果を表示します。
2.クリックヒートマップの分析結果を確認しよう。
クリックヒートマップはユーザーのマウスクリック、モバイルではタップしている箇所を色で示します。
興味を惹いている箇所・テキストの選択・導線の機能・ユーザー体験を損ねる誤クリックの発見ができます。
分析結果の無色<青色<黄緑色<赤色の順でページ内のタップされている箇所を確認することができ
設定項目
設定画面へは、Aurora Heatmapの管理画面内の「設定」タブをクリックすることで設定ページへ移動でき以下の項目を設定することができます。
- データ設定
- 表示設定
- 未読了検出【Premium】
- 週報メール【Premium】
データ設定
データ設定では、ヒートマップ統計データの保存期間や精度設定を行うことができ基本的には設定変更不要ですが
アクセスが少ない場合は「精度 」設定を標準にすることでヒートマップの分析結果を得られる場合があります。
項目 | 概要 | 設定例 |
保存期間 | ヒートマップデータを保存する期間を選択できます。 ※無料版では1か月のみとなります。 |
・1か月 |
精度 | ヒートマップデータの精度設定を選択します。 位置精度の高い高精度とカウント数の多くなる標準を選択できます。 精度設定の変更には以下の点にご注意ください。
|
・標準モード
|
個別ページ以外 |
ヒートマップの計測対象から、アーカイブページ・エラー404ページ・検索結果ページを除外します。 |
・計測する |
Ajaxの遅延時間 |
JavaScriptリダイレクトなどの自動転送元での離脱記録を回避するための 遅延時間を設定します。 |
・3000 |
表示設定
項目 | 概要 | 設定例 |
描画ポイントの数 | ヒートマップを表示する際に使用するデータ数を選択できます。 無制限では密度の高い描画が可能ですが、表示処理には負荷が掛かります。 |
・3000 |
カウントバー | 縦軸のどの位置でいくつのデータがカウントされているかを示します。 | ・表示する |
URL ハッシュ | 同じページを指すURL ハッシュを統合表示するか別表示するかを選択します。 | ・統合表示 |
URL パラメータ
【Premium】 |
パラメータ付きのURLのページを統合表示するか別表示するかを選択します。 有料版では、任意の個別パラメータを別表示、もしくは統合できます。 パラメータは半角カンマで区切ることで複数指定できます。 |
・統合表示 |
未読了検出【Premium】
項目 | 概要 |
コンテンツ終了マーカー | コンテンツ終了マーカーを投稿/固定ページに出力するかどうか。長いフッターを無視できます。
マーカーは座標を取得可能な 0px の要素です。 |
未読了しきい値 |
未読了とみなす離脱位置を、コンテンツの高さの割合で指定します。 例えば 25% では、コンテンツの 25% までしか読まれていないアクセスを数えます。 デフォルトは 25% です。 推奨は 20% ~ 50% です。 |
最小アクセス件数 |
誤検出防止用に、ページ毎週毎の最小アクセス件数を指定します。 |
警告する未読了率 |
警告する未読了率を指定します。 |
週報メール【Premium】
項目 | 概要 |
メールは毎週月曜日に管理者へ送信するかどうかを選択します。 | |
メール形式 | メールの本文の形式を選択します。 |
その他プラグインについて
設定及び仕様についての補足
Q:計測結果はどれぐらいで得られるか
環境やアクセス数によって異なりますが目安として極小規模(アクセス数:10~500)のWebサイトにおいても
約1~3日ほどで計測データが収集されヒートマップを確認することができます。
Q:管理者自身のアクセスは計測対象か
解析データの信頼性を確保するため、特定のアルゴリズムで取得するデータを選別されており管理者のアクセスは除外されています。
Q:精度の設定項目を「標準」変更した場合はどれぐらいで計測結果が確認可能か
【精度】をデフォルト設定の「高精度」から「標準モード」へ変更した場合、必要なデータカウント量が減少し
「1」~「20」ぐらいの小規模アクセスでも結果を得ることが出来るため、Webサイトを立ち上げアクセス数を伸ばしていく段階では、
「標準モード」に設定し3桁~4桁のアクセス数がなってから「高精度」にすることをオススメします。
Q:実際のアクセス数と計測結果の件数の違いは
ヒートマップは絶対数のカウントではなく、ユーザー行動の把握が目的としていて解析データの信頼性を確保するため、
特定のアルゴリズムで取得するデータを選別しています。
その範疇であってもユーザー行動(クリックやタップなど)が発生しなければカウントは行われません。
Q:URLを変更した場合はどうなるか
ヒートマップのデータを URLと結びつけて保存しておりパーマリンクや投稿のスラッグなどを変更してURL を変更した場合、
別ページとして扱われます。
Q:キャッシュ系プラグインと併用可能か
多くのキャッシュ系プラグインではレスポンス向上のため、HTMLヘッダのJavaScriptファイルの読み込みを制御する機能があります。
これらは有用な反面、設定内容によっては、様々な問題を引き起こす原因になってしまうことがありキャッシュ系プラグインが原因で、
動作に問題が生じている場合は以下を実行ください。
- JavaScriptファイルの結合(Minify)を停止
- jQueryがreporter.jsより先に読み込まれているかを確認
- JavaScriptファイルの結合と遅延読み込み自体を停止、あるいはjQueryとreporter.jsを除外
また、mixhostでよく利用する【LiteSpeed Cache】プラグインについては併用することができます。