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mixhost レンタルサーバー3社との速度

レンタルサーバーを選ぶ際に、サーバーのスペック及び速度が最も気にする部分であり各社とも速度に関して、

指標や第三者機関による評価を掲示していてそれを元に比較をしても速度を評価する要素のどの部分がどうなっているか不透明な情報となっています。

 

この記事では、実際に各レンタルサーバー(mixhost、CONOHA Wing、XServer)になるべく近いプランにおける

サーバーの速度(応答速度、表示速度など)について計測し比較を行います。

 

 計測及び比較について

ここでは、3社のレンタルサーバーについて計測及び比較について以下のように行いました。

 

  • 計測手段
  • 計測条件
  • 計測結果

 

サーバーの速度や安定性などについて
コンピューターが一定時間内に処理できる情報の量や、処理速度のこと。
回線速度やネットワーク機器の処理速度など、システム全体のすべての要素を通して、最終的に処理がどれほどの速度で行われるかを指す。

安定性は「稼働率」と「平均応答速度」を、表示速度は「平均表示速度」などがあり

  • 稼働率(単位:%):システムやサービスが利用できる時間の割合
  • 平均応答速度(単位:ms / ミリ秒):リクエストに対し返答を返した応答速度
  • 平均表示速度 (単位:s / 秒):サイトを表示したときにページ全体を読み込むのにかかった時間

     

    計測手段

    計測手段としてApache JMeter(アパッチ ジェイメーター)を使用し各レンタルサーバーごとの負荷テストを行います。

     

    公式サイトへはこちら 外部リンク先を新しいタブで開きます。

     

    Apache JMeter(アパッチ ジェイメーター)はApacheソフトウェア財団にて開発されているソフトウェアで、クライアントサーバシステムのパフォーマンス測定および負荷テストを行うJavaアプリケーションである。HTTPレスポンスの内容の妥当性を判定することもできるため、パフォーマンステストのみならず、機能テストに使用することも可能である。 当初はJakarta Projectにて開発されていたが、2011年にApacheのトップレベルプロジェクトに昇格した[1]。 オープンソースかつ多数の機能を備えていることから、WebアプリケーションおよびWebサーバの性能測定に広く利用されている。 JMeterはHTTP以外にも次のサーバの単体テストとしても使うことができる。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

     

    条件

    今回測定に使用する各レンタルサーバーについて使用した利用プランと計測するWordPressのWebサイトについて詳細は以下のように用意し、

    なるべく近い条件にて行いました。

     

    計測対象のWebサイトについて

    今回計測するにあたり、各レンタルサーバーに同じWebサイトを用意しWordPressに関する設定を同じにし、

    LightSpeed対応サーバーについては「LightSpeedCache」を導入行い、計測を実施を行いました。

     

     

    項目 mixhost CONOHA Wing XServer
    WordPress Ver. 5.8.4 5.8.4 5.8.4
    PHP Ver. PHP 7.4 (ea-php74) PHP 7.4 (ea-php74) PHP 7.4 (ea-php74)
    WordPress テーマ DIVER DIVER DIVER
    WordPress プラグイン(LightSpeedCache)

    ※LightSpeed対応サーバーのみ

    サンプル数 約10000 約10000 約10000

     

    各社ごとに使用したプランについて

    今回計測するにあたって各レンタルサーバーから月額料金が約1.000円のプランを使用して行いました。

    各レンタルサーバーのプランごとのサーバー基本性能抜粋は以下のようになります。

     

     

    レンタル

    サーバー名

    プラン名 サーバー基本性能※ 価格※

    (12ヶ月)

    mixhost スタンダード ・転送量: 無制限

    ・割り当てCPU:6vCPUs

    ・メモリ:8GB

    ・ディスク容量:SSD 300GB

    1,078 円 /月〜
    Conoha ベーシック ・転送量:無制限

    ・割り当てCPU数:6コア

    ・メモリ:8GB

    ・ディスク容量:SSD 300GB

    911 円/月
    XSERVER スタンダード ・転送量: 無制限

    ・割り当てCPU:6コア

    ・メモリ:8GB

    ・ディスク容量:SSD 300GB

    1,100円

     

    比較内容

    計測値について

    Apache JMeter(アパッチ ジェイメーター)の負荷テストを行い、以下の計測値を使用し比較を行います。

     

     

    項目 意味 備考
    Sample 試験の実行回数 試験の実行回数で何回リクエストが送信されたかを表す数字です。

    リクエスト数は、スレッドグループのところで設定したクライアント数を想定した

    「スレッド数」×「ループ回数」の値になります。

    Average 実行結果の平均値 各リクエストの応答までの時間の平均になります。
    Median 実行結果における中央値 計測結果の50%がこの時間以上かかっていないことを示す値です。

    データを小さい方から大きい方まで並べた中のちょうど真ん中に位置するデータの値です。

    90% Line 実行結果の 90% の集合 計測結果の90%のサンプルはこの時間以上かかっていないことを示す.
    10% はこれと同じくらいの時間がかかった90パーセントタイルといわれる数字です。 データを小さい方から大きい方まで並べた中の90%がこれ以下の値になる境界の値です。 外れ値を手っ取り早く除外する場合に使える境界値になります。
    95% Line 実行結果の 95% の集合 計測結果の95%のサンプルはこの時間以上かかっていないことを示す.
    5% はこれと同じくらいの時間がかかった95パーセントタイルといわれる数字です。 データを小さい方から大きい方まで並べた中の95%がこれ以下の値になる境界の値です。
    99% Line 実行結果の 99% の集合 計測結果の99%のサンプルはこの時間以上かかっていないことを示す.
    1% はこれと同じくらいの時間がかかった、99パーセントタイルといわれる数字です。 データを小さい方から大きい方まで並べた中の99%がこれ以下の値になる境界の値です。
    Min 実行完了までの最短時間 一番短かったリクエストの時間になります。
    Maximum 実行完了までの最長時間 長かったリクエストの時間になります。
    Error % エラー発生率 エラーになったリクエストの割合になります。
    Throughput スループット 時間単位(秒、分、時間)で処理したリクエストの数で最初のサンプルの開始から

    最後のサンプルの終了までの時間で計算されるスループットが大きいほど良い結果となります。

    Received KB/Sec 受信量 実行中にサーバーからダウンロードされたデータ量(キロバイト/秒)で

    測定した平均転送量になります。

    秒間どれくらいのデータが転送できたかを表す数字になります。

    Sent KB/Sec 送信量 実行中にサーバーに送ったデータ量(キロバイト/秒)で測定した平均転送量になります。

    秒間どれくらいのデータが転送できたかを表す数字になります。

     

    スループット
    アプリケーションの性能を測る上での重要な指標としてスループットとレイテンシ(応答時間)があります。一般的にスループットは単位時間当たりの処理能力やデータ転送量のことで、レイテンシは転送要求を出してから実際にデータが送られてくるまでに生じる通信の遅延時間のことです。ここではWebシステムの慣習に従って、スループットは1秒間に処理を行うHTTPリクエストの数、レイテンシをアプリケーションの処理時間によって遅延した時間とします。ただし、レイテンシはユーザーから見た処理時間と、システムから見た処理時間がありますが、今回はUXの観点から前者のレイテンシを使用しています。

     

    スループット(英: throughput)は、一般に単位時間当たりの処理能力やデータ転送量のこと。特に以下の用例が挙げられる。 コンピュータやネットワークが一定時間内に処理できるデータ量のこと。レイテンシとならんで、パフォーマンスの評価基準となる。 コンピュータ・ネットワークを構成する機器によって、送信フレームが損失しない最大レート(後述のRFC定義)。 機器や規格の仕様に基づいた理論上の数値から求められる単位時間あたりの処理能力やデータ転送量の最大値のことを理論スループット(theoretical throughput)[1]あるいは理論最大スループット(theoretical maximum throughput)[2]という。 一方、実際に通信や計算を行なったときの単位時間あたりの処理能力やデータ転送量のことを実効スループット(effective throughput)あるいは有効スループットという[3]。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

     

    計測結果

    ・性能テスト:3600秒あたり100アクセス

     

    項目 mixhost CONOHA Wing XServer
    試験の実行回数 10532 10165 11025
    実行結果の平均値 1281 189 689
    実行完了までの最短時間 59 3 3
    実行完了までの最長時間 11981 2187 1792
    エラー発生率【%】 2.02% 25.82% 0.19%
    スループット 82.85215 28.54575 15.19591
    受信量【KB/Sec】 10467.54 2668.13 1954.99
    送信量【KB/Sec】 14.35 4.73 2.68

     

    ・性能テスト:600秒あたり1000アクセス

     

    項目 mixhost CONOHA Wing XServer
    試験の実行回数 10325 10710 10532
    実行結果の平均値 1183 99 1281
    実行完了までの最短時間 0 12 59
    実行完了までの最長時間 21721 1636 11981
    エラー発生率【%】 2.00% 94.41% 2.02%
    スループット 85.3341 301.91977 82.85215
    受信量【KB/Sec】 10751.83 2315.63 10467.54
    送信量【KB/Sec】 14.37 49.84 14.35

     

    ・性能テスト:60秒あたり10アクセス

     

    項目 mixhost CONOHA Wing XServer
    試験の実行回数 10254 10121 10061
    実行結果の平均値 92 194 386
    実行完了までの最短時間 13 2 75
    実行完了までの最長時間 11979 3479 664
    エラー発生率【%】 0.10% 24.76% 0.10%
    スループット 81.88461 44.57883 24.03631
    受信量【KB/Sec】 10513.02 4226.18 3095.38
    送信量【KB/Sec】 14.06 7.39 4.24

     

    まとめ

    上記計測を元にまとめると以下のようになり、mixhostが全体として秒間何件のリクエストが処理できたかを表す「スループット」及び

    秒間どれくらいのデータが転送できたかを表す「平均転送量[KB/Sec]」の結果がよくサーバーの速度(応答速度、表示速度など)が

    優れている結果を計測結果として確認することができました。

     

    mixhost

    今回比較を行った他の2社と比べLightSpeed対応サーバーであり、WordPress プラグイン(LightSpeedCache)の導入し計測を

    行ったこともあり、高負荷や多重アクセスを行った際にはきちんと結果に出ておりブレも少なく安定している。

     

    CONOHA Wing

    CONOHA Wingについては、他の計測結果においてもエラー発生率【%】が高くなりやすく、

    時間あたりのアクセスをつづけていくと次第にエラー発生率【%】が急上昇していく傾向があり高負荷や多重アクセスなどに対して弱い可能性ある。

     

    XServer

    低~中負荷においてはmixhostとも大きな差は出ていないが、全体を通して比較すると「スループット」及び「平均転送量[KB/Sec]」の計測結果において、

    幅がでておりサーバーのスペックは近いが「HTTP/3」やLightSpeedの非対応の部分で差が出ている結果となった。

     

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