All in One SEOとは
All in One SEOとは、WordPressにおけるSEO対策(検索エンジンに対する最適化)として代表的なプラグインであり、これを導入することで検索エンジン(mixhostでWordPressでサイトを運営されている場合、セキュリティ対策としてSiteGuard WP Pluginを導入することをおすすめします。
からの評価を上げ検索上位に表示されやすいようにサイトの設定や検索時の表示内容を簡単に設定でき
本記事では、「All in One SEO」には【Lite版(無料)】と【PRO版(有料)】の2種類があり【Lite版(無料)】の導入から設定方法について紹介していきます。
導入方法
1.検索~インストールまで
導入するサイトのダッシュボードから「プラグイン→新規追加」と移動し【All in One SEO】と検索し検索結果から【今すぐインストール】をクリックしインストールしましょう。
2.インストール後~有効化完了まで
ダッシュボードから「プラグイン→インストール済みプラグイン」へ移動し【All in One SEO】を有効化をしましょう。
AIOSEOセットアップウィザード
AIOSEOセットアップウィザードとは、案内に沿って項目を入力していき後述する各設定項目の入力を初期設定する機能となっています。
プラグインを初回の有効化時やダッシュボードからAll in One SEOの管理ページからセットアップ①~⑥へ進むことができ、またセットアップウィザードを利用せず個別で設定を行いたい場合は「ダッシュボードに戻る」を選択しましょう。
SETP①
①-1. ウェブサイトを最もよく表すカテゴリはどれですか?
カテゴリを選択することで、後述するSETP③にて選択するSEO機能の推奨項目が設定されますが、後で変更可能ですので大まかに近いカテゴリを選択しましょう。
①-2. ホームページのタイトル、メタディスクリプション
検索エンジン検索結果として表示されるサイトの「タイトル」と「メタディスクリプション」を選択することで検索エンジンでの検索結果からの表示設定をテンプレートを用いて簡易的に調整できますが、ここではプレビューが無くデザインが確認できない為、初期設定の状態としセットアップウィザード完了後に【設定項目:検索の外観】にてプレビューを確認しながら設定しましょう。
検索エンジンでの検索結果で表示されるサイトの記事を紹介する文章で、通常であれば検索エンジンが自動でサイト内の記事からピックアップして表示させています。
これによって「キーワード」や文章で、その記事が検索ユーザーにとって有益であるかをわかりやすく伝えることで記事のへのクリック率の向上が期待できます。
<文字数の目安>
・PC検索結果:90〜120文字程度
・スマホ検索結果:60~70文字程度
SETP②
②. 追加のサイト情報
ナレッジグラフの表示に必要な情報を入力する項目で【店舗情報】や【会社ロゴ】など検索結果で強調したい内容を設定することで検索結果にナレッジグラフが表示されやすくなります。
ナレッジグラフとは、検索エンジンが集約した情報から拡張した検索結果を検索ユーザーに提供することを言います。
例として、検索結果の横に店舗案内のサイトであれば店舗ロゴ・営業時間・電話番号などを表示します。
SETP③
③. どのSEO機能を有効にしますか?
【STEP①】で選択したカテゴリによって推奨機能が選択されており、【PRO】とある項目はAll in One SEOの有料版となっている為、ライセンスの購入予定が無ければ推奨されているSEO機能を選択しましょう。
ただし【アナリティクス】を選択することで【Google Analytics for WordPress by MonsterInsights】と言うプラグインを自動インストールする為、
との連携をしない場合は、選択を外しましょう。
SETP④
④-1. 検索の外観
【STEP①】で設定したホームページのタイトルのプレビューを確認し変更箇所がある場合は、セットアップウィザード完了後に【設定項目:検索の外観】から調整を行いましょう。
④-2. サイトは工事中ですか、それともライブ(インデックス作成の準備ができています)ですか?
「工事中」か「ライブサイト」を選択でき、「ライブサイト」を選択時は下に「全投稿タイプ」・「サイトマップ有効化」・「複数の作者」・「複数の作者がいますか?」・「添付ページをリダイレクトしますか?」を表示しますが、初めてこのプラグインを導入するのであればここは初期設定のままで「保存して続行」で次に進みましょう。
SETP⑤
⑤. サイトアナライザーのセットアップ+スマートな推奨事項
メールアドレスを登録することで、All in One SEOからコンテンツに関する情報やAPI接続する為に使用し必要であればメールアドレスを入力しましょう。
SETP⑥
AIOSEOライセンスキーを入力するSETPとなりますので有料版の【All in One SEO PRO】をご購入されていなければ「このステップを飛ばす」を選択し次の画面にて「セットアップを完了し、ダッシュボードに移動します」をクリックしてセットアップウィザードを完了しましょう。
設定項目
ダッシュボード
ダッシュボードでは、「各設定項目へのリンク」・「SEOサイトスコア表示の簡易表示」・「プラグインからの通知」を確認できセットアップウィザードの再起動も行うことができます。
一般設定
一般設定では、「ウェブマスターツール」・「RSSコンテンツ」・「高度な設定」について紹介します。
- 一般設定(PRO版のみ)
- ウェブマスターツール
- RSSコンテンツ
- アクセス制御(PRO版のみ)
- 高度な設定(PRO版機能あり)
fa-arrow-circle-rightウェブマスターツール
ウェブマスターツールでは、Google アナリティクスやGoogle Search Consoleなどのアクセス解析や検索結果によるサイトの評価するサービスと連携することで、ページ毎に訪問数や傾向などを把握することでサイトの改善に役立てることができますので各サービスとの連携をおすすめします。
Google アナリティクスやGoogle Search Consoleの設定方法についてはページ下部のその他設定を参照願います。
ああ
あああ
RSSコンテンツ
RSS コンテンツでは、RSSフェード(投稿通知を得る方法)の通知内容に投稿記事へのリンク等を追加することで購読者に対し投稿の通知や概要をより伝えやすくすることができオンラインマガジンやブログなどを運営している場合は設定しましょう。
高度な設定
高度な設定では、【Lite版(無料)】と【PRO版(有料)】の機能あり【Lite版(無料)】の以下の項目についてはデフォルトで有効になっていますので実際に使用し気にならなければ変更せずそのままにしましょう。
名称 | 機能 |
TruSEOスコアとコンテンツ | 記事を編集時にSEOスコアを【AIOSEO】タブで表示する。 |
投稿タイプ列 | 選択した投稿タイプの一覧ぺージに【AIOSEO 詳細】を表示する。 |
お知らせ | プラグインに関する通知をAll in One SEO PROのダッシュボードへ通知する。 |
使用状況の追跡 | AIOSEOの使用状況追跡を送信し使用状況追跡の一部として収集する。 |
AIOSEO をアンインストールします | 本プラグインを削除する際に、AIOSEOデータを消去する。 |
検索の外観
検索の外観では、検索エンジンで検索結果として主に表示される「タイトル」、「メタディスクリプション(記事抜粋など)」、「ナレッジグラフ」を検索されるかを想定しキーワードを設定することでユーザーからのクリック率を向上させことができます。
- 全体設定
- コンテンツタイプ
- タクソノミー
- メディア(PRO版機能あり)
- アーカイブ
- 高度な設定
全体設定
全体設定では、【セットアップウィザード:STEP①】にて初期設定していれば内容が反映されていますので、「プレビュー」にて現在の表示を確認し各項目について変更する箇所がありましたらプラグインにて入力補助として【タグ】が使用でき検索結果の見栄えを調整しましょう。
次に【ナレッジグラフ】については、掲載情報が検索結果に必ずしも反映されるとも限りませんが、特に掲載する予定がなれば【個人または組織】を「人」、【名前】にサイト名に設定しておくことをおすすめします。
コンテンツタイプ
コンテンツタイプでは、「投稿」と「固定ページ」も【全体設定】と同様に編集でき、特にタイトルや投稿記事の抜粋を指定する必要がなければ変更不要です。
タクソノミー
タクソノミーでは、「カテゴリー」と「タグ」も【全体設定】と同様に編集でき、特にタイトルや投稿記事の抜粋を指定や検索結果への表示を「無効」にする必要がなければ変更の必要はないです。
メディア
メディアでは、WordPressの仕様では添付ファイルのみ表示したページが生成され、【添付ファイルのURLをリダイレクトする】のデフォルトの設定ではリダイレクトする設定となっており結果として中身の無いページが検索結果に表示されるになる為、添付ファイルのページが検索結果に表示されたくない場合は、「無効」を選択し下に追加で表示される「検索結果に表示」から「いいえ」を選択しましょう。
アーカイブ
アーカイブでは、【Author Archives(投稿者毎のアーカイブ)】、【Date Archives(日付毎アーカイブ)】、【Search Page(検索ページ)】の三つがありサイト毎の構成や記事の量など用途に合わせ不要であれば「無効」に設定しましょう。
高度な設定
高度な設定では、基本的にサイトの運営に慣れてきて自身で細かくSEO対策を行う場合以外は、デフォルト設定ままで変更の必要はないです。
ソーシャルネットワーク
ソーシャルネットワークでは、各SNSアカウントとサイトを連携するとができプロフィール画像の表示や記事の投稿時のサムネイル表示を編集することができます。必要でなければこの設定は飛ばしても問題ないです。
ソーシャルプロフィール
ソーシャルプロフィールでは、各SNSアカウントの「プロフィールのURL」を設定することでサイトに関連しているSNSアカウントとしてナレッジグラフ等に表示される為、連携する際には個人情報等の取扱いに注意しましょう。
Facebook、Twitter
Facebook・Twitterでは、投稿時にSNS上で共有されるサイトへのリンク及び投稿画像を編集することができます。
Pinterestとサイトを連携する為に「検証コード」を入力でき、もしPinterestアカウント側でサイトの認証が済んでいる場合はこの設定は不要となります。
サイトマップ
サイトマップでは、検索エンジンがサイトに対して内部リンクを辿ってクロール(情報収集)を行っておりこれに対してXMLサイトマップを作成されている場合、新規ページや内部リンクがリンクされていないページを検索エンジンに伝えることで検索エンジンへの反映が素早くなる効果が期待できます。
本設定完了後は【Google Search Console】にてサイトマップの登録を行いましょう。設定方法についてはページ下部のその他設定を参照願います。
一般的なサイトマップ
一般的なサイトマップでは、まず【サイトマップ有効化】が「有効」となっているか確認しましょう。次に【サイトマップ設定】で設定にするのをオススメします。
名称 | 設定内容 |
①サイトマップインデックスを有効化 | 【無効】 |
②サイトマップ毎のリンク | 「サイトマップインデックスを有効化」を無効すると表示が消えます。 |
③投稿タイプ | 【全投稿タイプを含める 】のチェックを外し、【検索の外観】にて設定した「検索結果に表示」にて
「はい」を選択した項目にチェックを入れましょう。 |
④タクソノミー | 【全タクソノミーを含める 】のチェックを外し、【検索の外観】にて設定した「検索結果に表示」にて
「はい」を選択した項目にチェックを入れましょう。 |
⑤サイトマップのアーカイブ日付 | 【無効】
※【検索の外観】にて設定した「検索結果に表示」にて「はい」を選択してなければ「有効」不要です。 |
⑥作者のサイトマップ | 【無効】
※【検索の外観】にて設定した「検索結果に表示」にて「はい」を選択してなければ「有効」不要です。 |
⑦追加ページ | WordPress以外のソフトウェアで作成した問い合わせフォームなどあれば追加しましょう。 |
⑧高度な設定 | 基本的には変更不要です。 |
RSS サイトマップ
RSSサイトマップでは、XMLサイトマップより頻繁にクロール(情報収集)が行われRSSフィード(記事の投稿や更新など最新の変更のみ)がRSSサイトマップに含まれます、デフォルト設定から変更する必要はありませんが「サイトマップ有効化」が「有効」となっているか確認しましょう。
SEO分析
SEO分析では、自身のサイト及び競合サイトについてSEOサイトスコアと評価点を客観的に確認できます。
SEO監査チェックリスト
SEO監査チェックリストでは、プラグインによるSEOサイトスコアとチェックリストによる「基本的なSEO」・「高度なSEO」・「パフォーマンス」・「セキュテリティ」で評価及び問題点を客観的に確認できます。スコアについては70点程度を目安にし【重要な問題】・【推奨される改善】があるチェック項目について改善を検討しましょう。
競合サイトを分析する
競合サイトを分析するでは、対象のURLを入力することでSEOサイトスコアを確認することができます。
ツール
ツールでは、Robots.txtへのルール追加や設定インポート/エスクポート・リセット及びサイトに関する情報の確認することができます。
- Robots.txtエディタ
- インポート/エスクポート
- データベースツール
- システムステータス
Robots.txtエディター
Robots.txtエディターでは、Robots.txtをに対してルールを追加することで自動生成ページや検索結果ページなどサイト内の指定した不要なページにクロールを行わないようブロックすることができます。
名称 | 内容 | 記述例 |
User-agent | クローラを指定して命令します。 | User-agent: *
”*”を指定することでクローラーを区別せず設定します。 |
Allow | ページやディレクトリを指定してクロールを許可します。 | Allow: /wp-admin/admin-ajax.php |
Disallow | ページやディレクトリを指定してクロールをブロックします。 | Disallow: /wp-admin/ |
Sitemap | クローラーに対してサイトマップの場所を知らせます。 | Sitemap: https://mixpost.jp/sitemap.xml |
その他設定方法
Google アナリティクスのトラッキングコードを設定するまで
Google アナリティクスとは、Googleが無料で提供するWebサイトのアクセス解析ツールでサイトに訪れたユーザーがどんなキーワードで検索したかどのサイトから経由して訪れたかや閲覧滞在時間などリアルタイムで様々な情報を得ることができ、これから得られる情報を生かしてサイトの運営及び改善をしましょう。
ここでは一般設定(ウェブマスターツール)にて必要なトラッキングコードを得るまでの手順を紹介します。
手順①:Google アナリティクスへ登録
事前準備としてGoogleのアカウントを作成願います、Google アナリティクス(左記リンクより)へ移動し【無料で設定】を押し設定を開始しましょう。
手順②:設定方法(アカウント設定)
アカウント設定では、【アカウント名(必須)】にサイト名や企業名など区別できる名称を入力し、【データ共有設定】については全てチェックとし共有不要であればチェックを外しましょう。
手順③:設定方法(プロパティ設定)
1.プロパティ設定では、プロパティ名・レポートのタイムゾーン・通貨を設定でき、【プロパティ名】にはドメイン名やサイト名など設定し、日本国内向けのサイトであれば【レポートのタイムゾーン】は「日本」、【通貨】を「日本円」に設定しましょう。
2.次に【詳細オプションを表示】をクリック後【ユニバーサルアナリティクスプロパティの作成】を「有効」にし【ウェブサイトのURL】に「対象サイトのURL」を入力、【ユニバーサルアナリティクスのプロパティのみを作成する】を有効にするのをおすすめします。
手順④:設定方法(ビジネス概要)
1.ビジネスの概要では、【業種】・【ビジネスの規模】・【利用目的】に該当する項目を選択しましょう。
2.手順②~④までの入力を確認後、利用規約をよく読んでから「同意する」を選択しましょう。
手順⑤:トラッキングコード
上記手順④完了後に「すべてのウェブサイトのデータ」ページへ移動しグローバルサイトタグ(トラッキングコード)を確認できますのでこれをコピーし一般設定:ウェブマスターツールの【雑多の検証】欄に貼り付けを行い設定保存すれば完了します。
もし、手順④後にページを移動してしまいトラッキングコードの確認ページがわからなくなった場合は、Google アナリティクスより【ホーム】→【管理】→手順③で設定したプロパティの【トラッキング情報】欄内の「トラッキングコード」をへ移動しましょう。
Google Search ConsoleにXMLサイトマップを登録するまで
Google Search Consoleとは、Google 検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つGoogle の無料サービスで、Google 検索でのプロパティ(表示回数・掲載順位・CTR、上位のクエリ文字列)の掲載結果やGoogle インデックスへ登録可否などを確認できます。
ここではGoogle Search ConsoleへXMLサイトマップの登録までの手順を紹介します。
手順①:Google Search Consoleへ登録
Google Search Consoleのページ(左記リンクより)へ移動し、【URLプレフィックス】欄に対象サイトの「URL」を入力し「続行」を選択後に所有権の確認ポップアップが表示される為、「プロパティに移動」を選択しましょう。
この時Google アナリティクスへの登録を行っている場合、所有権の自動確認がスムーズに進む為、合わせて登録を行っておくのをおすすめします。
手順②:Google Search Consoleにサイトマップを追加
1.手順①にてGoogle Search Consoleへアクセスできているのでサイドメニューより「インデックス」欄内の「サイトマップ」へ移動し、【新しいサイトマップの追加】に対象サイトのサイトマップURL(デフォルトでは「sitemap.xml」)を入力後に「送信」を選択し、【送信されたサイトマップ】欄に入力したURLのステータスが「成功しました」と表示されていれば完了です。
2.XMLサイトマップのURLを確認したい場合は、ブラウザのアドレス入力欄に【https://対象サイトのURL/sitemap.xml】で検索をし「XML Sitemap Index」のページが表示されるか確認しましょう。